昨日のセットリスト
昨日の立川生ブラン「徒党入り失格」セットリストです。
1.自戒ロック
2.憧れと幻想
3.アレとソレの関係
4.タブー
5.秘密
6.魔法ヲ信ジルカイ
7.コントロール操作
ありがとうございました!
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昨日の立川生ブラン「徒党入り失格」セットリストです。
1.自戒ロック
2.憧れと幻想
3.アレとソレの関係
4.タブー
5.秘密
6.魔法ヲ信ジルカイ
7.コントロール操作
ありがとうございました!
さぁさぁさぁさぁいよいよです。
今年1発目の生ブランは充実企画。
立川でお会いいたします。
2010年1月30日(土)徒党入り失格「みずから曲がるのだ!の巻」
(中学生棺桶かのう葉蔵氏企画)
会場:立川バベル
東京都立川市錦町1-3-18 B1
JR立川駅南口空中歩道左側エスカレーターを降り、すずらん通りを直進左手モスバーガーの道をはさんで隣のビルの地下1階
→会場への地図
前売り 1,500円 / 当日 1,800円 (+ドリンク)
open 18:00 / start 18:30
出演:
アルバート・フィッシュと紅茶
みみうなぎ
うるせぇよ。
有給休暇
BE AGGRESSIVE
ブラン
前売りチケットのお取り置きなどお気軽に遁レコまでご用命下さい。
何卒、何卒よろしくお願いいたします。
エポック社お客様サービスセンター様より、アダチ龍光さんが企画監修した「エポック社マジックシリーズ」に関する資料をお送りいただきました。
A4ペラ。
おそらく何かの媒体に掲載された広告と思われます。
この一連のシリーズは1970年に発売されたものだそうで、左上に「エポック社マジックシリーズ」という文字とともに、気球に文字をあしらったイラストがキャッチとして置かれています。
その文字は「でっかく行こう! エポック社'70-'71 ジャンボ11」というもの。
1970年から1971年に掛けた同社の販促キャッチフレーズでしょうか。
エポック社マジックシリーズは、以前の記事で「ふじぎな花びん」裏面から判明した12種類
・ウルトラスティック 400円
・マジックボックス 550円
・ハンカチトリオ 300円
・ワンダーマット 350円
・カラーペイント 350円
・ふしぎな花びん 300円
・水の落ちないコップ 300円
・ミラクルエッグ 500円
・スタンダードセット(1) 350円
・スタンダードセット(2) 350円
・テクニカルセット(1) 300円
・テクニカルセット(2) 250円
がまず発売され(「マジックブームを創りあげた既刊12点」という記載がある)、好評のため追加シリーズで3点
・われない風船 450円
・マジックミラー 450円
・カラーボール 350円
が発売されたものと思われます。
メインキャッチコピーは
「むずかしいマジックかせみんなのものになりました!」
そして本シリーズとともに、複数の手品グッズがセットになった
・ゴールデンセット 1,250円
・シルバーセット 850円
も発売されています。
パッケージには子供達に向けて手品を披露する龍光さんの姿が見えます。
驚く子供達の表情が実に良いのです。
右下には、「ミスターマジック・ディスプレイ」と題した「エポック社マジックシリーズ」の店頭販売展示に関しての説明書きがあります。
「おどけた顔のミスターマジックがエポック社のマジックを即座に連想させるディスプレイです」
この広告が、販売店向けに作られたものなのか購買者に向けたものなのか今ひとつわかりませんが、「エポック社マジックシリーズ」の大枠を掴むことが出来る資料です。
私が手元に現物を入手したのは「ふしぎな花びん」のため、先行12種類、続編3種類の全てを龍光さんが企画・監修しているのかははっきりしませんが、ゴールデンセット、シルバーセットのパッケージから、その可能性はとても強いものと思っています。
エポック社お客様サービスセンター様には本当に心より感謝させていただきます。
これだけのシリーズが出ていたこと、続編がリリースされるほどであったこと、「ミスターマジック・ディスプレイ」とといった大変力の入った店頭展示を展開したしたことから、ヒット商品であったことは間違いないでしょう。
この「エポック社マジックシリーズ」が、ギャラがたくさん入って多宝寺に釣り鐘を寄贈したという商品である可能性は非常に高いものと感じています。
「手品グッズの企画・監修で商品がヒットし、そのギャラで自分の生家である新潟のお寺に釣り鐘を進呈した」のエピソード。
果たしてその企画・監修でヒットした手品グッズとは、どこのメーカーから出したどんな商品だったのか?
1月6日
「で、出た! 龍光さん企画・監修の手品グッズ」と思わず興奮してしまったのが、「エポック社のマジックシリーズ:ふしぎな花びん」未開封品の出品。「これが例の手品グッズか」絶対の落札を誓いました。
1月7日
昭和の奇術師に関する執筆のお打ち合わせでお会いさせていただいた藤山新太郎氏の「ヒットした手品グッズは任天堂から出したトランプ手品のグッズだった」のお言葉。
「トランプ、花札メーカーとして老舗の任天堂」
↓
「トランプに手品の付加価値を付けて大ヒット」
という話に「さすがは任天堂。当時から目の付け所が違う!」と感激。
1月18日(遁レコ on Twitterより)
# 00:33 任天堂 相談窓口にアダチ龍光氏監修の手品グッズに関しての問い合わせメールを送った。どんなことでも情報がほしい。何だったら京都にでも行きます。
# 22:16 自宅に龍光さん手品グッズの件、任天堂お客様相談窓口S氏より回答の留守電。「お問い合わせの件、資料はなく、確認出来ませんでした。」声の様子からは、かなり年輩の方の模様。そして京都言葉。何より響いたのは「『私の記憶では』なかったと思います。」の言葉。誠実な対応に感激。
# 23:08 続いて、龍光さん監修手品グッズに関して、エポック社広報に問い合わせメール。やはりこちらが本命か?
# 23:08 よし! エポック社から発売のアダチ龍光企画・監修「ふしぎな花びん」を落札。
1月19日(遁レコ on Twitterより)
17:52 龍光さん監修手品グッズに関して、E社お客様サービスセンターからレスあり。「扱いがございません。他社製品かと思われます」の回答はおかしいんでないの?だって商品発売してること明らかじゃん。N社と随分対応ちがうな。 こういうことで企業に対する印象はガラッと変わりますな。
23:36 「エポック社のマジックシリーズ」に関し再度問合せメール。今回はシリーズのひとつ「不思議な花びん」の画像を添付。
23:36 お伺いしたいのは、1.いつ頃発売されたモノか 2.「エポック社のマジックシリーズ」は何種類くらい出されたのか 3.シリーズは全てアダチ龍光氏監修・企画なのか、他の手品師も関わったのか ・・・お手数お掛けいたします。
1月20日(遁レコ on Twitterより)
19:57 E社より「資料がございましたのでお役にたつかわかりませんがお送りいたします」のお返事!
23:39 ヤフオクで落札できたアダチ龍光さん企画監修手品グッズ着!!!
--------
さて。
画像は、ヤフオクでゲットすることが出来た「エポック社のマジックシリーズ:ふしぎな花びん」。
裏面には、「企画・監修=日本奇術協会会長 アダチ龍光」の文字。その横の「秘密の小箱には、アダチ先生実演のタネあかしがはいっています。」のコピーがそそります。しかしこの未開封品。開けるのはもうしばらく待つことにいたします。
右下に「エポック社のマジックシリーズ」の他の商品群のタイトルが掲載。
・ウルトラスティック
・マジックボックス
・ハンカチトリオ
・ワンダーマット
・カラーペイント
・ふしぎな花びん
・水の落ちないコップ
・ミラクルエッグ
・スタンダードセット(1)
・スタンダードセット(2)
・テクニカルセット(1)
・テクニカルセット(2)
全12種類。
「スタンダードセット」「テクニカルセット」辺りが、トランプものであるのだとすると、藤山新太郎様のお話ともつながってきます。
(「任天堂も出していたのでは?」という思いもまだなきにしもあらずですが・・・)
この「エポック社のマジックシリーズ」がくだんの手品グッズなのか、そもそも「ふしぎな花びん」含む全12種類全てを龍光さんが企画・監修していたかも現時点ではわかりません。
エポック社様からお送りいただける資料にその答えが!?
心待ちにしております。
(遁レコon Twitter http://twitter.com/tonrecobran)
1月30日(土)「徒党入り失格『みずから曲がるのだ!の巻』」(中学生棺桶 かのう葉蔵氏企画)全出演バンドのウェブサイト判明→リンク完了。立川バベルであります。生ブランであります。立川は学生時代大好きだった街のひとつ。そんな意味でも楽しみ。
何はともあれ、ご予定いただけましたら幸いです。
詳細諸々「ライブ情報」コーナーにて。
(遁レコon Twitter http://twitter.com/tonrecobran)
(遁レコon Twitter http://twitter.com/tonrecobran)
※文中にある「遁レコ亭日乗」と龍光さんwikiサーバーは障害から復旧しております。
(遁レコon Twitter http://twitter.com/tonrecobran)
新潟のお寺に身を寄せたとされる1923年(大正12年/当時27歳)の関東大震災の被害を受けた際の様子を、「芸双書4 めくらます−手品の世界−」(編者/南博、永井啓夫、小沢昭一 白水社 1981年)の立川談志との対談からまとめました。
龍光さん、かなり詳細に語っています。
アダチ龍光さんのことWiki編でご覧下さい。
関東大震災際、会津若松経由で実家に帰ったことは間違いなさそうです。
しかし、実家での様子は全く語られていません。
しかも翌月には信州は松本に仕事で出てしまっています。
また、会津若松のどこに「紺サージの服」の入った洋服のカバンや手品の道具を預けていたかも謎です。
私の婆ちゃん家なのか?会津に嫁いだ別の兄弟なのか?
別途情報が必要です。
ふー・・・今日はここで力尽きました。
和製手品、古く「手妻」「和妻」といわれる芸を現代に受け継ぐ藤山新太郎氏(日本奇術協会 副会長)と先週お会いをさせていただきました。
角川学芸出版の角川選書から今年秋刊行予定の昭和の奇術の歴史と人をテーマとした書籍の執筆のためアダチ龍光さんの、特に実家である新潟のお寺(多宝寺)との関係を整理したいとのお話でした。
角川学芸出版の単行本編集長のI氏と今回の出版企画の実現を進めたY氏(ご連絡いただいたのもY氏からでした)も同席。
藤山氏は、コミックバンド「スイング・ボーイズ」のメンバーで後に漫談家として活躍する南けんじの息子さんでもあり、幼少の頃から舞台に立ち、龍光さんとの関係はお父さんだけでなく、藤山氏も大変深いものがあります。
とにもかくにも本当にこの日は、貴重な時間を過ごさせていただきました。
私がいくら龍光さんに関して、本や資料で情報を追いかけることができても、藤山氏の口から語られるのは、長年そのそばで話を聞いたり、一緒に舞台に立ったり、楽屋でそばにいたりした当人の言葉です。
藤山氏の記憶力の明解さ、語られるエピソードの詳細さに驚くばかり。それが饒舌にキラキラと語られます(プロの芸人さんに対して失礼ですが・・・)。
全く伺い知れなかった龍光さんの姿や、これまで点だった知識がつながったり、肉付けされたり・・・本当に夢のような3時間でした。
お伺いした内容は一度整理したいと思います。
とてもとても書けない話もございますが・・・(笑)。
私のタスクは、龍光さんの実家である新潟のお寺(多宝寺)との関係。
龍光さんは、震災時をはじめとして、新潟に数回戻っているとされています。
内、1944年(昭和19年/48歳)には、空襲で家を焼かれて新潟に疎開し、村役場で戸籍主任として勤務していたと龍光さん本人も語っています。
20歳前後で勘当された龍光さんはこの時、実家の多宝寺に身を寄せていたのか?
勘当は解けていたのか?
それとも、実家ではないところに居を構えていたのか?
そして、公務員の仕事はだれが斡旋したのか?
この辺りが、はっきりしないのです。
さて。
私は丁度この3連休で実家に帰省をしたのですが、叔父に会う機会がありこの質問をぶつけてみました。この叔父は、若い頃2回ほど当時板橋にあった龍光さんの自宅に泊めてもらったことがあるということでした。
「はっきりしたことは言えないが・・・」
と前置きした上で、
「頻繁に出入りすることはなかったにせよ、決して実家のお寺と龍光さんの関係は悪くなかったはず。特に父親の天龍がなくなった後は、勘当は解け、数回新潟に戻った際も実家に身を寄せていたのではないか」
という見解でした。
これは藤山氏とお話しさせていただいた際も同様の推察をしました。
やはり新潟のお寺(多宝寺)に直接当たってみなければなりません。
しかしお寺の現住職は、龍光さんのご兄弟のお孫さんですし(以前お話させていただいた際も龍光さんの記憶は、幼少期のものでした)、兄弟である祖母も十数年前に亡くなっています。
直接情報を聞ける方がどんどん少なくなっているのがくやしいですし、だからこそ急がなくてはならないのです。
手紙を書くことにします。
ちなみにちなみに、ここで書いた、ギャラがたくさん入って多宝寺に釣り鐘を寄贈したという「アダチ龍光手品セット」のエピソード。
この手品グッズの販売元は任天堂だったという藤山氏の談がありました。
花札、トランプメーカーだった任天堂が「同じトランプでも何か付加価値を付けて売ろう」と商品化したのが龍光さん監修の手品ネタをセットにしたトランプ。
これが売れに売れたといいます。
さすがは任天堂。当時から目の付け所が違います。
これも任天堂広報に確認だな。
さぁ、終わりなき旅はまだまだ続きます。
噂には聞いていた龍光さん企画・監修の手品グッズがヤフオクに出てきました。
「エポック社のマジックシリーズ」です。
今回出品されているのが「ふしぎな花びん」。
オーソドックスなネタであります。
しかし、そのようなグッズかかつて出ていたという話は聞いていたものの、こうして現物を画像で突き付けられるとたまらんものがあります。
一体シリーズとして何種類くらい出たんでしょう。
なんてったってこれが売れに売れて、実家のお寺に鐘を寄贈したというんだから。
次の年、税金の額が多くて借金して制税金払ったっていうくらいなんだから。
とにかく気になります。
エポック社の広報にでも連絡をとってみようかしらん。
そんなこんなはここに以前書きました。
http://www.tonreco.com/ryukou/10.htm
私が攻めで落札に走るのか、こうして画像が手に入ったことで満足出来るかはさておき、とにもかくにも龍光さんコーナー、wiki版をグイグイ更新しています。
今後ともひとつご期待下さい。
龍光さんの資料をまた整理し始めました。
うーん。
なんとも良い記事です。
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正月は 冥土の旅の 一里塚
めでたくもあり めでたくもなし
むかし寄席へ行くと、必ず誰かがこの歌を枕に使った。高校生の時分から正月はたいがい寄席に行った。近いところで人形町の末広、新宿、池袋、日比谷にも出かけたが、上野鈴本だったか、奇術のアダチ龍光師匠がぐでんぐでんに酔っぱらって高座に上がったことがあった。お正月のことだから朝から飲んでいたのだろう、誰の目にも師匠の酩酊は明らかで、舞台の龍光に楽屋の方から心配の声がしきりだった。
「だいじょうぶだよ、バカヤロー」と、龍光は楽屋に向かって答えた。
これは芸だと思った。
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http://paul-klee.jugem.jp/?month=200801
wikiを少し更新しました。
http://www.tonreco.com/ryukou/
まだガンガンいきます。
明けましておめでとうございます。
本年も遁レコブランを何卒何卒。
今年も地に足付けて。正しく楽しく。
遊びじゃないんだ。
でも遊んでるみたいにやりたいんだ。
そんな言葉を肝に銘じまして、
そんなわけで今年もどうぞよろしくお願いいたします。