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ヨガ、呼吸、瞑想

土。

包帯巻き+ステッキで出掛けてみることにする。

昼過ぎ、I橋→I袋。
I袋のS武デパートはセール中でいつもより人が多い。
松葉杖に対して、ステッキでの歩行は、圧倒的に人が自分の近くまで寄ってくるので、ちと怖い。

当たり前の話なんだけど、これにも慣れなきゃね。

さて。
少し前から、細君が「軽い運動をしたい」ということで、S武のカルチャースクールのヨガ教室の見学に付き合う。

ヨガの講座にも色々あって、千葉麗子辺りが流行らせたと思われる「痩る、きれいになる」がメインのパワーヨガが一般的なのだが、目的が目的だけに、こちらはかなりの運動量。

今回見学する講座に関して、受付で「パワーヨガと違って、呼吸法などが中心でマントラを唱えたり、イメージが違うかもしれませんよ」と伝えられて、私がピンと来てしまった。

マントラ! 呼吸法! で、瞑想か? 

ビートルズだ、マハリシ・ヨギだ。

教室に案内されると、ヨガマットが10枚ほど並んで、数名の受講者と先生らしき40代の女性がいる。

教室の角に椅子を用意していただくが、「見てるだけですとつまらないですよ。出来る範囲で結構ですから一緒にやってみてください」と先生。

はじめは「いや、受講検討しているのは妻ですから・・・」といいつつ、ふたりヨガマットに腰掛ける。

始まりは渡されたテキストを開き、マントラを唱える。

オーム〜。なんたら〜。

次は聖徳太子の何とか憲法。

このあたりでは正直ちょっとひいていた。

その後、呼吸法を中心としながら、非常にゆっくりとした流れで、様々なポーズを取りながら背筋、腰、首の軽いストレッチをしていくトレーニングが緩やかに進んでいく。

目を軽く閉じたまま、先生の声に従って、呼吸を大切に、無理をせず、ゆっくり動く。これが実に心地よい。

気が付くと教室内の明かりが消され、瞑想に入っていく。

そのまま15分くらい経ったのだろうか。
目覚めているわけでもなく、寝ているわけでもなく、かなりのおサイケな気分に持って行かれていた。

その後、明かりが付けられた後半は、足を天に上げ、背中で身体を支え、右にひねり、左にひねる。次には足を天に上げ、首で身体を支える・・・などと少しキツめのポーズに入ったが、決して無理を強いられるわけではなく、穏やかな雰囲気のなか、身体が熱くなっていくのがまた実に心地よい。

最後にまたマントラを唱えて終了。

オーム〜。なんたら〜。

30分見学のつもりが、フルで90分のレクチャーを受けてしまった。
あっという間であった。

終了後、先生としばらく話をし、受講の検討をしているのは私ではなかったはずなのに、すっかりああだこうだ質問してしまった。

でもさすがに、毎週の通学受講は私には無理だよなー。
同じく充実した表情をしている細君に「これは、やってみたら良いよ。運動量も丁度良い」


その足で本屋に行き、ヨガコーナーへ。
どうしてもパワーヨガものが多い。

(あとで調べたら)瞑想とヨガの若手第一人者らしい綿本彰氏の「Yogaではじめる瞑想入門」
を購入。

「クイック・ジャパン」の大好きな連載だった篠原章の「日本ロック雑誌クロニクル」が追加原稿を加えて太田出版から単行本されていたのを発見。こちらも即買い。・・というか2年も前に出ていたのをさっぱり知らずにいた。


帰路「Yogaではじめる瞑想入門」の本に軽く目を通す。

付録CDの音源をiPodに詰め簡単な呼吸法と瞑想から試してみる。

1セット10分ほどなのだが、この本のCDでも充分に気持ちが良く、あっという間に時間が経ち心地よい気分になる。

細君曰く「瞑想中の私は今まで見たことの無いような気持ち良い顔をしている」という。
ホントかいな。
私は単にCDの綿本先生の声に従って呼吸をしているだけのつもりなのだが・・・。

かつてポールだったかジョージだったか、マイク・ラブだったか
 「瞑想は、いつどこででも出来るので素晴らしい」
と語っていたが、やばい、私もハマリそうである。


通勤でも昼休みでも10分以上の時間があると呼吸法か8つのチャクラを意識した瞑想のいずれかを1セット始めている。

これも自己暗示の一種なのだろうが、確かに私は自己暗示に掛かりやすい人間なのだと思う。


2003年夏に禁煙したのも、たまたま
「禁煙セラピー」(アレンカー/KKロングセラーズ)を本屋で手にして立ち読みしてあっという間に暗示に掛かってしまったわけで。

(実は、これが「自戒ロック」のモチーフだったりもするのです。暗示を掛けろ。暗示をかけろ〜。)

気が付いたら綿本彰氏の「免疫力を高めるヨーガ式呼吸レッスン」を発注していた。

コメント

くっ、くっ、くっ、アダチさんもヨガか。去年11月から週2〜3回のヨガ教室通いにはまり、今じゃ毎朝のひとりヨガも、ひどい二日酔いのとき以外は決行。ひとりで「アウム〜〜〜」と唱えるばかりか、パタンジャリやらピージャやら、マントラまで諳んじようという今日この頃のわたくし。今度お会いしたときは、ヨガや呼吸法や瞑想について大いに語りましょう。と言いつつ、私はヨガ本買っても読んでない、実践部隊なんですけど。ちなみにご存じでしょうが、「アウム」は膨大な意味をはらんでいる言葉で、ある一局面から言えば「ア」が丹田から生まれる創造の音、「ウ」が胸のあたりで増幅する維持の音、「ム」が頭で響く破壊の音。「つまり人間はアウムを繰り返しながら生きるんです。そして頭で考えることは常に破壊なんですね」と私の愛するナオ先生は言い放ちました。神秘主義とか、まったく好きじゃないんですけど、ヨガは奥深いんですよねぇ。あ、これ、ロックバンドのH.P.でしたね、すみません。

白江さん、コメントありがとうございます。
呼吸法や瞑想、実に面白いです。通ってやってみたいです。すごいですね週2〜3回とは。

綿本さんの本は読まなくても、付録のCDを聴きながら呼吸や瞑想を氏の促しで気軽に薦めていけるので気に入ってます。体感してから、理論、哲学面から勉強するのも面白そうだなと感じていたところです。

「それは君、第4チャクラが乱れているね」とか言ってみたい。

「オーム〜。」は誤解招きますね。「アウム〜〜〜」だな。
でもあの時渡されたテキストには「オーム〜〜〜」とふりがながあったものですから。

ロックバンドのH.P.ですから神秘主義とかオカルトとかに近づけて語って見た方が良いのかしら。
平静、調和のためのなんてダメかしらん。

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