加藤和彦さんのこと
明日は神楽坂爆発生ブランです。
「我々」の出演追加決定!対バンも充実。是非ご来場願います。
http://www.tonreco.com/live.HTM
まず、いちお、これだけは言わせて下さい。
加藤和彦は、10代の頃から、オシャレで、きどって、クールで、バブルの匂いぷんぷんさせたでも「とてもロックに詳しい人」ってイメージが一番強かったです。
で、フォークルにミカバンドでしょ。
嫌いになれない、というか「かなわない」という感じでした。かっこよすぎだったのです。
で、「帰ってきたヨッパライ」に「イムジン河」に「タイムマシンにお願い」に「あの素晴らしい愛をもう一度」でしょ?
すごい人なのにつかみ所がないのが、またやっかい。
私は、かれんのミカバンドは嫌いじゃなかった。
でも、あれは桐島かれんが「嫌いじゃなかった」(いや・・・好きだった)だけかもしれないけれど。
スハラさんが中心になって「加藤和彦トリビュート・アルバム〜catch35」を作るって話に参加させていただいたのは、もう6年も前のことになるんですね。
この時、加藤さんのソロアルバムを聴くきっかけになりました。
(トリビュートする資格は低かったですね。)
「ぼくのそばにおいでよ」に一発でヤラレテ(「児雷也」のことは後から知りました)、ますますこの人のことがわからなくなりました。
でも、「マルタの鷹」「あの頃、マリーローランサン」辺りの世界観は私の身体には入ってこなかったです。
カバーさせていただいた「サイクリング・ブギ」はブランとしては最初「こんな直球の曲演っていいのか」って自問自答した覚えがあります。今からすれば、おいおい、そんなお前がナニ気取ってんだという感じです。このブランなりの「どポップ」。ベストレコーディング作のひとつだと思っています
数週間前、ハードディスクレコーダの中身を整理してたら、坂崎とやったフォークルの「ミュージックフェア」が出てきて、しばらく夢中になって見てしまったことを思い出しました。
しかし。
死んでる場合じゃないでしょ。
結局あなたのことはわからずじまいでした。
嫌いになれない、というか「かなわない」という感じでした。かっこよすぎだったのです。