自転車通勤を目論む
N馬にて電動自転車を衝動買いする。
去年くらいからぼんやりと「欲しいなぁ」と思っていたのだけれど、
「『電動自転車で通勤』ってのが出来ないか」
というのが、なんとなくの目論見、企み。
色々サイトを当たると、メーカー品で機能もフル装備のものは7〜8万出さないと買えないみたい。
さすがにそれは手が出ない。
私が買ったのは、価格がその半分以下の中国製のもの。
LBHという聞いたことの無いメーカーのE-ZONEという聞いたことの無い車種。
安物買いのゼニ失いになるか。
いや、いずれにしてもこの間の町内会の掃除で、勝手に私の自転車を捨てられてしまったところだっので(あまりにもボロボロだったからだけど、しかしねぇ・・)、お勉強半分ということで良いだろう。
まずは、交番で大まかな道を聞き、いざ出発。
ほー。こいつは快適。
ペダルをこぎ始めると、すーっと後ろから誰かが押してくれているような感覚がある。
ブレーキの効きも良いので運転も非常に楽である。
これは良い。
さすがに、「ターボモード」みたいな強力なモードは付いていないので、傾斜がキツ過ぎる坂は無理があったけど、ちょっとした上り坂ならスイスイ。
S目通りのW光陸橋の傾斜はつらかった。
が、わざわざこの坂を上らんでも、陸橋下にも道路があることが後からわかった。
そんなこんなで、N馬から自宅まで、50分ほどで到着。
W光陸橋の傾斜の疲れがやや効いたが、疲れは予想していたよりずっと少なかった。
で、果たして自転車通勤は現実的なのか?
「自転車通勤」で検索して、まず引っかかったのが2000年から運営されている老舗サイト
「自転車通勤で行こう」
http://japgun.hp.infoseek.co.jp/
あ、このサイト運営者の疋田さんって方、以前雑誌で取材受けている記事を読んだことがあることを思い出した。「満員電車はもう乗らない」とかいう特集だった気がする。
疋田さんの場合、荒川区から赤坂までの約12キロの道のりを片道約40分を掛けて通勤されている。
30台後半で、もともと体重が80kg以上あったという大柄の方。
また彼が乗っているのは電動自転車ではなく、飽くまで自力でこぐ自転車である。
曰く「自転車で無理なく通勤できる範囲は大体15キロ」という。
15キロというのは1時間以内で通うことが出来る、という目安だそうで、
「1時間半くらいだったらやってみるか、と思える人なら、20キロまでは許容範囲内だと思いますよ。少し疲れるけど。」
とのこと。
なるほど。
で、ウチから会社までってどのくらいの距離があるんだろう。
そんなことどうやって調べるんだろう。
と思ったら、地図サイトの進化していること進化していること。
Map Fanのルート検索
http://www.mapfan.com/routemap/routeset.cgi
は、出発地点と目的地を入力するだけで、カーナビ感覚で最短ルートを表示してくれる優れもの。
大きな地図だけでなく、最短ルートの道順を、交差点など道を曲がるポイント毎に分割して案内してくれる地図も表示できる。
なるほど。
家から勤務先までは18kmほどの距離であることがわかった。
経路は結構シンプルだ。
疋田さん言うところの
「1時間半くらいだったらやってみるか、と思える人なら、20キロまでは許容範囲内だと思いますよ。少し疲れるけど。」
の範囲内だ。
でも私は電動自転車だからもっと短い時間で、かつ疲れずに通えるのではないだろうか?
自信と不安が交錯する。
だって、ちゃんと時間が読めないし、たとえうまいことたどり着けたとしても、朝からクタクタで使い物にならなかったら、意味がないわけで。
やはり一度土曜出社時など、気分的に余裕がある時にまず所要時間と体力を一度確認した方が懸命かもしれない。
ところでところで、ホントにホントのところの所要時間って検索できないものだろうか?
自転車の時速ってよくわからないし・・・。
と思ったらすごいなすごいな地図サイト。
今度は
Mapionのキョリ測
http://www.mapion.co.jp/route/
だ。
出発地点から目的地まで、経路をなぞっていくだけで、所要距離はもちろん自動車、自転車、徒歩での各所要時間、徒歩、自転車、ジョギングでの消費カロリーまでも計算してくれると来た。
自転車の時速も
普通走行・・・時速11km
サイクリング・・・時速16km
速めのサイクリング・・・時速21km
と設定したり、もっと細かく数字を入力することも出来る。
昨日のN馬から自宅の所要時間と比較して、平均時速としては15〜16kmというところだということがわかった。
つまり「サイクリング」の設定が近そうだ。
そこではじき出された通勤所要時間は・・・68分。
これなら悪くはないのではないだろうか。
そんなこんなでバーチャル自転車通勤している内にどんどんワクワクしてきた。
とにかく近い内に一度試してみよう。
とにかく行動範囲が広がる感覚が、自転車に乗ることを覚えたての頃みたいで楽しい。