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夏の乱読覚書

○借りた本
栗原 亨 「廃墟の歩き方」
モノクロ写真がメインなのが残念

中田 薫 「廃墟本 The Ruins Book」
カラー写真が充実でよろし。

夏休み初日、本屋で中田薫「廃墟彷徨」を立ち読みして、買うほどじゃないけど、ゆっくり廃墟が見たいと思って図書館へ。

自分で足を運ぼうとは思いませんが。
廃墟は誰にも荒らされず静かに朽ち果てていく様が美しいと思います。


野地 秩嘉 「『芸能ビジネス』を創った男 ナベプロとその時代」
例のドラマはこの本が原作だったのでしょうか。
渡辺晋、ナベプロに対して好意的な視点で書かれている。
でもこれでよいと思う。

ビジネスのやり方を変えること、新しいやり方を切り開くこと。
それは並の努力やセンスで出来る話ではないと思うけれど、「好きこそものの上手なれ」という言葉はウソではないと思う。

「好き」だけで飯は食えないけれど、「好き」じゃなきゃ上に行けない、次に行けないだろう。


○買った本
高柳ヤヨイ「DREAMWEAVER8による至極のCSSレイアウトデザイン! パーフェクトブック」
DREAMWEAVER8は持ってないけど、そろそろCSSベースの標準Web制作の何たるかをカラダで覚えようと購入。これ、ズルズルハマりそう。


伊藤信吾 「風に吹かれて豆腐屋ジョニー―実録男前豆腐店ストーリー」
男前豆腐さんの商品をここのところ毎日口にしているんじゃないだろうか。
個人的には「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」に軽く塩を掛けてというのがお気に入り。

手間暇かけて職人が作った値段の高い豆腐は「手間暇かけた」という背景に対して「うまい」と感じているだけかもしれない。工場で大量生産する「ちょと高いがうまい豆腐」っていいポジション。
有形無形問わず「よし、モノつくろう!」って思う一冊。


澁澤龍子「澁澤龍彦との日々」
どこかの待合室で読んだ旅雑誌の鎌倉特集に、今も北鎌倉住んでいる龍子さんが載っていて、こんな本を出していたと即アマゾンへ発注。巻頭の結婚当時の写真一発でメロメロ。澁澤かっこよすぎ。龍子さんの自然体の文章も読みやすく、すーっと入ってくる。


吾妻ひでお 「うつうつひでお日記」
自主本の「産直あづまマガジン」収録作含む淡々とした日記漫画。「失踪日記」の続編にしか見えない装丁、帯のコピーはどうかと思うが、「断腸亭日乗」でないけど、こういうの嫌いじゃない。
少しずつ読み進めてます。